『Express Testing System (ETS)』は、大規模なアプリケーション資産の移行時のテストを自動化することにより、レガシーマイグレーションや既存システムのクラウド移行において、作業の生産性向上と効率化を推進し、コストや作業時間を大幅に削減します。
資料請求Webユーザインタフェースを採用していますのでPCだけでなく、タブレットなどのモバイル端末からも操作、閲覧が可能です。
Webシステムとして構築されているため、クラウド環境、オンプレミス環境どちらでも運用することができます。
登録されたテストシナリオは担当者が操作するWeb画面、周辺システムからのリクエストにより、自動的にテスト用の JCLやシェルスクリプトを組み立てて実行します。
不具合の発生したテスト№を関係者に通知するだけでテストに関わる情報を共有し、問題解決までの時間を短縮することができます。
REST APIによる連携方式、CSVファイルの交換などにより、周辺システムからの様々なリクエストに応えることができます。
複数のテストスクリプトを自動生成し、複数の環境で同時に並行で実行できるため、テスト時間と手間を省き、人的リソース、インフラのコストを削減できます。
メインフレームのシステム資産(リソース)を解析してリポジトリ化(データべース化)された情報の登録、閲覧などのメンテナンス機能
プロジェクト全体および担当者毎のテストのシナリオの登録から実行までのライフサイクルについての情報管理とメンテナンス機能
テスト・シナリオに基いてメインフレームのテスト環境のJCL、テストサーバーの各種スクリプトなどの生成を行う機能
各メーカ製メインフレームのEBCDIC文字コードのデータをオープン系の文字コード体系へ変換する機能
テスト要求、スケジュールに従いメインフレーム、各テストサーバーへのテスト・シナリオの実行の指示、処理の監視、処理結果の収集などの一連の流れを管理する機能
テストの実行結果のログ、データファイル、期待値とのデータ照合結果などを検索、閲覧できる機能
データベースに蓄積されたテストの実行結果をプロジェクト管理に有用な情報として管理し、照会できる機能
REST API、ファイル交換のインターフェースを用いて他のシステムとの連携を図る機能
ETSはテストデータの準備を担うユーザの負荷を軽減します。
・ホスト側のデータ取得のための JCLを自動生成
・オープン側のテストに必要なデータに変換
レガシーマイグレーションでのスケジュール遅延、要員増のトラブルの多くはテストに用意されたデータの品質に起因したものと言われています。
ETSを使用することで人的ミスを撲滅して、テストデータの品質を落とすことなく効率の良いテストを進めることができます。
ETSはテストシナリオに合わせたテストの準備、データロード、テスト実行、結果の収集、評価の処理を担当者からの指示をプールし、最適なテスト環境に割り振ることで、テスト環境を効率良く運用することができます。
レガシーマイグレーションではアプリケーションを実行するために、メインフレームと同様なデータベース、データセットの構成など、テスト担当者にとって煩雑なデータ準備作業をすることなく、テストシナリオに適した環境に自動的に整えます。
ETSは繰り返しテストをするリグレッションテストを担当者の操作、スケジューラ、リソース管理システムなど様々な経路からのリクエストにより実施することができます。
レガシーマイグレーションでの現新照合テストでは変換ツールのバージョンアップやロジック、環境、データなど、様々な変更が頻発します。
人手を掛けずに効率良く何度も繰返しテストを実行し、結果を確認できるテスト環境の整備はプロジェクトを成功させる上で重要です。
ETSは現行システムをクラウドに移行する際のテストにも活用できます。
ETSは現行システム、クラウド上の新システムから出力されるファイル、データベースの現新比較テストを自動的に実施し、結果を実績情報として蓄積、管理することでテスト作業を効率良く支援します。